調査・研究、普及・啓発
鉄道貨物協会は東京に本部、全国主要都市に支部を置き、全国ネットワークにより効率的な活動を行っています。
■本部委員会
協会本部に本部委員会という名のもとに専門的ワーキングチームとして「利用促進委員会」と「輸送品質向上委員会」を設置し、貨物輸送のうち安定性、安全性、環境性能が優れている鉄道貨物輸送に関して、その特性や長所をより生かすことが出来るよう調査研究活動を行っています。
このふたつの委員会の具体的活動は、利便性、輸送品質、ならびに環境対策等の担い手としての鉄道貨物輸送への今日的な社会的ニーズや課題への期待に応えるため、業種業界別企業等にヒアリングやアンケートなどの多角的実態的調査研究を行い、その課題に対する具体的対策などの提案提言に取組んでおります。
1.利用促進委員会
本委員会では、ソフト面(情報、環境対策、制度等)における課題・要望点を抽出のうえ、さらなる鉄道貨物輸送の利用促進に資するための調査・研究と提案を行っています。
2.輸送品質向上委員会
本委員会では、ハード面(輸送機器、荷役機械、機器、荷役方法、荷擦れ・荷崩れ対策等)の輸送品質の技術的な課題・要望点等を抽出のうえ、調査・研究と提案を行っています。
3.「報告書」の編さんと活用について
毎年、本部委員会にて審議され取りまとめられた「成果物」としての本部委員会報告書は、全国の皆さま方と情報の共有化を図るとともに更なる鉄道貨物輸送の一層の発展に寄与すべき情報源として活用していただきたく、行政関係機関や主要図書館(公立・大学等図書館)及び鉄道貨物輸送関連機関等約1,600か所へ寄贈しております。また、この本部委員会報告書は、当協会ホームページから9年間分の閲覧が可能となっておりますので、是非ご覧ください。
■支部活動
支部では協会構成三者会員を基本に、広く一般の方々の参加を求め、支部活動の更なる活性化と充実に努める中で、全国的に鉄道貨物輸送による多様で大量な物資の安定輸送についての問題点の解消及び物流過程における環境負荷に関する普及啓発に取り組んでまいります。